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株式会社マースティーカンパニー 代表取締役社長 高井 ますみ

MASUMI TAKAI

株式会社マースティーカンパニー 
代表取締役社長

高井 ますみ

いまのあなたの顔の状態では、
お客様の前に立たせることは
できない。

私は21歳の時に、航空業界に身を置きました。
飛行機に乗ることが、まだ特別な存在だった
時代のことです。
私の職業は、
キャビンアテンダント(スチュワーデス)でした。

予測不可能な大空の旅。だからこそ、
キャビンアテンドはお客様の不安を少しでも
やわらげるために、
いかなる状況下においても笑顔を絶やさず、エレガントな立ち振る舞いが求められます。
こう言ってしまうと、華やかな部分ばかりが
クローズアップされがちですが、
お客様を安全に目的地までお連れするために、
絶対的な規律の中、過酷な訓練・試験を経て、
ようやくたどり着くことができる場所でもありました。
ハードワークに加え、長時間のフライト、
生活のリズムがとれない毎日。
いま思えば、よく身体が持っていたものだと
我ながら感心するほどですが、
若さがあったのはもちろん、それよりもお客様から
いただく笑顔や「ありがとう」の言葉が、
私を動かすエネルギーそのものだったのです。

でも、そんなキャビンアテンドとしての充実した日々は、ある日突然終わりを告げます。
上司から配置転換を命じられたのです。

「いまのあなたの顔の状態では、
お客様の前に立たせることはできない」

隠し切れないほどのひどい肌トラブルが原因でした。

心配、同情、好奇、嫌悪。
私をみつめるさまざまな目。

人前に立つ自信をなくした者のつらい気持ちや戸惑いは、
体験した者にしか分からないものです。
心配、同情、好奇、嫌悪。私をみつめるさまざまな目。
それらが本当の私を素通りしていきました。
人の視線が怖くなり、いつの間にか胸を張って歩く
ことさえおぼつかなくっていきました。

はやく治そう。はやく以前の私を取り戻そう。
枕を濡らしていてもなにも変えらません。
私は行動することに決めました。

肌トラブルに実績のある病院。
腕利きの治療家のいる東洋医学系の治療院。
最新機器が揃った美容クリニック、エステ。
国内だけではなく海外まで足を運び、多くの人に出会い、
肌に良いとされるあらゆる施術や高級化粧品を
試しました。

それでも私の肌はひどいままだったのです。

考えられる手はすべて打ちました。私の肌は、
もう一生治らないのかもしれない。
私は完全に希望を失い、一歩も動くことができず、
ただ真っ暗な闇の中に立ち尽くしかありませんでした。

肌のために費やした
時間とお金がすべて無駄になって

この経験はとてもつらいものでしたが、
どん底まで行き着かないと
見えてこないものがあるのも事実。
自分にとって必要な経験だったと、いまでは、
こころの底から思うことができます。

なぜなら、私は肌のために費やした時間とお金がすべて
無駄になってはじめて、
「肌ってなんだろう?」という考えに至ったのですから!!

「肌はなにを望んでいるのだろう?」

その時まで私には、肌の声に耳をすませる姿勢が
ありませんでした。
肌になにかを与えれば美しくなるだろうと
一方的に思い込んでいたのです。

でも本当に必要なのは、
肌の自立をうながす視点で考えられたスキンケアや
アイテムだったのです。

肌の声を聞き取りながら、シンプルでていねいな
スキンケアを実践するうちに、
私の肌トラブルは嘘のように改善していきました。
肌は私に、肌トラブルという形で
「あまり余計なものをつけたり、塗ったりしないで! 」と、
ずっとメッセージを発していたのです。

あなたは、
もうひとりの私

人は誰もが、一人ひとり、美しさを宿して
生まれてきます。
でも、肌の状態ひとつでその印象が
大きく変わってしまいます。
病気に思われたり、老けて見られたり、
疲れているように見られたりしたら、
せっかくの美しさを曇らせてしまうでしょう。

誰もが肌トラブルを発症する可能性を持っているのです。

もし、いまあなたが肌トラブルでつらい時間を
過ごされいるなら、
どうか希望を失うことなくあきらめないでください。

あなたをそっと抱きしめることはできませんが、
あなたのいまの経験があなたの未来をより豊かなものへ
変えてゆくと信じています。

あなたは、もうひとりの私なのですから。

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